「太秦ライムライト」は「イン・ザ・ヒーロー」と同じである
共通点
唯一違うのはイン・ザ・ヒーローは主役が現役としてとどまるが、太秦ライムライトは引退することである。あと本田博太郎さんが出ているかいないかも大きな要素だ。
わたしはこういう裏方に光が当たるものが大好きで、太秦ライムライトもその意味で言えばドンピシャの映画であった。
それにしても主役の福本清三さんの気迫がすごい。全く老いを感じさせない。
上半身が出てくるシーンが結構あるんだけれど、贅肉が全然なくてガリガリなのね。にも関わらずその切り込みの迫力たるやすごいものがある。
あれも一種の「演技」なんだよね。本気で模造刀をぶつけたら折れちゃうし、危険でもあるから、勢いがあるように見せて実は力がちょうどいい具合に抜けているんだと思う。