破壊措置命令、発令の模様
【ミリタリー選書27】BMD〈弾道ミサイル防衛〉がわかる (突如襲いくる弾道ミサイルの脅威に対抗せよ)
- 作者: 金田秀昭
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2008/10/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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中谷防衛大臣が29日までに自衛隊に対し弾道ミサイルを迎撃できるようにするための「破壊措置命令」を出していたことが、関係者への取材で明らかになりました。
防衛相 弾道ミサイル迎撃「破壊措置命令」 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160129/k10010390431000.html
これはいいんですけど……
ただ、防衛省は「日本側の対応を明かすことになる」などとして、発令を公表していません。
これはどうなんでしょう。行動内容の暴露という点ではあまり意味が無い。海自は洋上で行動するのでもともとわからない。逆に空自の場合はパトリオットの移動で発令が分かる。
だからこれは「外交的な圧力と取られないようにする」という意味合いであろう。
もっとも、破壊措置命令による我が国の行動は「相手国からのミサイル発射」があってから初めて武器の使用などを行う、いわば「受動的」なものなので、本命令が他国への圧力となることはない。