サブ、怒りの激走「馬鹿が戦車でやって来る」
いじめられる側だった自分からすると、共感してしまうところもあり涙が出そうになった。
サブ一家は、村で仲間はずれにされ、ことあるごとに嘲笑されている。
村の人間は、サブのことを悪く言ったりすることにためらいがない。
駐在警察官はいるが、大して役に立たない。
サブがタンクで暴れまわっているとき、村人は「悪いのはあの人だ」と言って、誰も誠実には反省したり謝罪しようとはしない(終盤に差し掛かって詫びを入れるような描写はあるが、それはサブを怒らせないための芝居であった)。
サブには最後まで救いがなかった。これが現実か。
そういえば少し前に、嫌がらせを受けていた(これについては諸説あり)男性が近所の人を殺した事件が実際にあったな。