神奈川県秦野、ドクターヘリ事故「操縦桿を操作したが……」

機長は会社に対し、「ホバリングをしていたが地上までおよそ3メートルのところで機体が回りながら落下した。操縦かんを操作したが落下を止められなかった」と話しているということです。

んん? ほんとにこんなこと言ったの? 機体の上下についてはコレクティブピッチ・レバーの操作が必要だし、旋回を止めるためにはペダルを踏む力を調整する必要がある。

もし、機長がオートローテーションにはいろうとしたなら、上記の操作の上ではじめて操縦桿の操作が必要になる。つまり操縦桿の操作は一番最後だ。

ただ、機体に異常が生じたのが「高度3メートル」という低空であることを考えるとオートローテーションには高度が足りなすぎるのではないか。

いろいろと謎が残る事故だ。