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SM-3ブロックIIA、試験成功

こちらのニュースでは、ブロックIIAの射程がいくらで試験がどんな条件で行われたかは書かれていないので、調べてみた。

2015年より配備開始されるイージスBMD5.1においてはSM-3ブロックIIAに対応できるようになる。ブロックIIAは射程と迎撃精度と威力が向上しており、より高速で高射程の射程5,500km程度の中距離弾道弾(IRBM)や上昇段階(ブースト・フェイズ)の最終段階まで迎撃可能になる予定であり2018年から実戦配備予定である。

ミサイル防衛 - Wikipedia

現在、日本の海自で導入されているのは「ブロックIA」なので、それよりは長距離、また弾頭の大型化が図られている。

なぜ改善が必要なのだろうか? 直前の破壊でもよいのではないのだろうか?

では考えてほしい、長い電信柱が慣性の法則によって、あなためがけて緩やかな放物線を描き落下してきたとしよう。

そんなことはないと言い切れるが、例えなので我慢してほしい。

あなたを守るために、迎撃ミサイルが発射された。ただし威力は弱く射程は短い。

そうなるとどうなるか。

あなたの頭の付近で電信柱の下の部分だけが破壊され、残りの部分は壊れながらあなたに降り注ぐ。結局あなたは死ぬ。

これでは意味がない。

迎撃ミサイルの射程が伸びて弾頭が拡大すればどうか?

電信柱はあなたの遙か頭上で「その全体が完全に粉砕」され、かつその破片は「あなたの頭からかなり離れたところに」ばらばらになって落ちる。もっと高度で破壊できれば、その粉々になった破片は空力加熱よって消滅する。

あなたの危機は去った。

さらに副次的な利点として、迎撃ミサイルの最初の破壊が失敗しても次のミサイルを発射して迎撃することができるという余裕ができる。

このように迎撃ミサイルの長射程化、並びに弾頭の大型化は利点が多い。