長野県防災ヘリ墜落、その状態は?

NHKより。

仰向けになっている機体の下側の地面に衝突痕が見える。

ここが機体が「最初に」衝突した場所とは結論付けられないが、壊れている機体の位置から見て、ここに胴体が衝突してそのまま上まで横倒しになって転がったとみられる。

その位置関係からすると、事故当時それほど速度は出ていなかったようである。また、残骸が激しく散乱していないことからも衝突時の速度は遅いと見るしかない。

ただテールローター部分が見当たらない。ここから推察できることは「機体はここから離れた場所でテールローターが何かにあたり欠落し、そのまま墜落」というところか。

エンジンの故障で「オートローテーション」による降下でぶつかったのではない。機体後部のテールローターに関わる部分の損傷が比較的激しいのは、ローターが正常に回転していたことを示している。

とすると、当該機はこの付近に「正常な状態」で「緩やかに」近づいて、地面に衝突したことになる。