イランに渡航する予定のある方はご注意ください
6月13日,テヘランにおいてサッカーワールドカップ・アジア最終予選「日本代表対イラク代表戦」が行われます。6月7日にテヘランにおいて,ISILによるとされるテロ事件が発生し,更なる攻撃の呼びかけがあったことから,十分な注意が必要です。
1 6月7日午前10時半頃(現地時間),首都テヘランの議会事務所建物,及びイマーム・ホメイニ廟内で銃撃・自爆事件が発生しました。同日,イラン内務省は,これら2つの事件において12名が死亡,42名が負傷したと発表しました。
2 本件についてはISILが犯行声明を発出し,イランにおける更なる攻撃を呼びかけています。また,5月27日から6月27日頃はイスラム教のラマダン・イード期間でもあり,引き続きイランにおけるテロの発生が懸念されます。
そもそもテヘラン自体、外務省は「レベル1:十分注意してください。」に指定しています。
またイラン南部は「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」と「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」に指定されています。
さらにイランの西部に隣接するイラクは「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」と「レベル4:退避してください。 渡航は止めてください。(退避勧告)」に指定されています。東部のアフガニスタンは全土が「レベル4:退避してください。 渡航は止めてください。(退避勧告)」に指定されています。
ということは、緊急事態の際は陸路退避の方向は北西のトルコしかなくなる。
北東にはトルクメニスタンがあるが、やはり「レベル1:十分注意してください。」に指定されていて安全ではない。
脱出路が極めて限定されているということを認識して出かけてください。