GoogleVoice電話番号とアメリカ電話番号取得で沼にはまる(その4)-T-MobileのSIMを使えるようにする・前編
アメリカで使える携帯電話(スマートフォン)を準備するために最初に必要なことは、何をおいても米4大携帯電話会社のいずれのSIMカードを手に入れることである。これが無くては始まらない(ただしeSIMの出現で状況は変わってきている)。
わたしが最初に注文したのはT-MobileのSIMスターターキットである。
T-Mobile prepaid SIM Starter Kit
上記は日本Amazonであるが、アメリカのAmazonから半値以下で購入できるので、そちらを勧める。わたしもそこで買った。
最初はなんとなくeBayで探していたのだが、偶然以前に作っていた米Amazonのアカウントで、探してみたらなんともっと安く手に入れられることが分かった。
Amazonが発送してくれるらしいので、信頼できると考え購入を決断。
注文したのは2019年1月20日であり、それは1月30日に届いた。セラーによって輸送手段は違うのだろうがAmazonが発送であると「i-parcel」によってアメリカから配送される。日本に入ると佐川急便にバトンタッチされる。届けに来たのは当然佐川のお兄さんである。
長旅をしてきたわけですから、少々汚くなっている。でも気にしない。
さっそく中身を取り出す。
よくよくこのパッケージを見るとなんでしょうね…… みんなそんなに写真を撮りたいんでしょうか?
さてここでわたしは何の気なしに、裏をみましたが結構重要な情報がありました。
「ACTIVAE SIM BY:03/06/21」とある。2021年3月6日までにアクティベートしないと、使えなくなります。
ネット上でSIM購入の口コミを見て見ると「実は期限過ぎてました」なんていうものを買わされてしまった人もいる。
これは全くの想像なんだけど、eBayにやけに安いSIMカードが売ってることあるんですよね。もしかして期限が短いのかもしれない。
中身を取り出したところ。
真ん中がクレジットカードと同じ大きさのもので、SIMがはめ込まれている。切込みが入っておりnano、micro、そして通常の大きさのものを利用できる。自分が使う端末のSIMの大きさを事前に知っていたほうがいいだろう。
大きいと思っていたら小さかったというのは、セーフなのだが、小さいと思っていたら大きかったというのは、アダプタが無いと戻せない。それにアダプタからSIMが外れて端末のスロットを壊すこともあるので、事前調査は必ずしておくこと。
SIMカードの裏面を見て見ると「SIMカードナンバー」が記載されている。アクティベートに必要なので無くさないように。もし紛失したとしても、分離したSIMの裏面にも非常に小さいがSIMカードナンバーが書かれているのでそれほど心配いらないかもしれないが。
実はこのSIMと合わせて、T-Mobileのスマートフォンも注文しているがまだ届かない。ここで生来のこらえ性が無いところが出てしまって、先にSIMカードのアクティベーションを済ませてしまおうと思い立った。
これがものすごい無駄な行為になるのだが、それは後になって分かったことである。なのでここからのことは読まなくてもいい内容になる。単なる記録のため自己満足のため記載する。
まだ新しい端末は手元にないが、2016年に一度電話番号取得のためSIMカードと端末をアメリカから取り寄せたことがある。その端末はまだ手元にあった。
別の記事で書いたのだが、アメリカの携帯電話会社は「Wi-Fi calling」という仕組みを導入している。これによってアンテナが無くても自宅にWi-Fiさえあればそこが携帯電話会社のアンテナ範囲となる。
実はアクティベーションが完了したかどうかは、この該当SIMを付けた端末に送られてくる、T-Mobileからのメッセージで分かる。
当然のことながら、カバー範囲内でなければそれは受信できない。だが、Wi-Fi callingが可能になれば、日本でも受信が期待できる。
ローミング扱いになるのだろうが、とりあえず旧端末にSIMカードを装着してみる。
……何の反応もない。
これはおかしい。2016年のときはSIMを挿入した時点でメッセージが送られてきた。今回はそれが無い。おそらく使い勝手から言えば端末自体でアクティベートが完了するはずである。
ネットの前情報では、既にインストールされているT-Mobile アプリから登録ができるという話だったが、アプリが開かない。だったらそこからT-Mobileのサイトに飛べば何とかなるかとも思ったが、サイトもエラーで開かない。
Android5.1の旧端末には荷が重かったようだ。それよりも単に電波が来ていないだけなのかもしれないが。
ここでやめておけばよかったのだが、一度決めたらのめりこんでしまうたちなので、とりあえずネット上のT-Mobileサイトからアクティベートしてみようと考えた。
しかしここでも壁にぶつかる。プリペイド関連のページが刷新されていて前情報が役に立たない。
しょうがないので手探りで進めることにする。
つづく。