アメリカAmazonで買ったスマートフォンをEMSで返品した話

Google Fi用の端末としてアメリAmazonからMotorola Moto G7を購入したが、不具合が発見されたため返品することにした。

アマゾン側に返品の申し出をするのは日本のそれと変わらない。唯一の問題はアメリカに送る必要があるということだ。

まず最初に必要なのは、Amazonが指定する書類の印刷である。これは日本のものとほぼ同じであるが、国際的な返送になるので、そのためのインボイスが必要である。ただこれも日本と同じように、指定された方法で印刷すれば事足りる。

基本的には返送用の箱に貼るための宛名があるラベル、通関用の書類、そしてリチウム電池用のラベルが発行される。

じゃあこれですぐ発送できるのかというとそうではない。郵便局からEMSで送るのだが、上記のアマゾン側に必要な書類のほか日本郵便に提出する(EMSとして箱に貼付する)ラベル等も必要である。

こちらの説明を読むと、ラベル等必要な書類はウェブ上で設定して印刷できる。

字が非常に汚いわたしとしてはこのような印刷サービスはありがたい。ただ、EMSには別のサービスがある。EMSラベル印字ネット受付サービスである。

どちらがよいかわからないので日本郵便の国際サービスに電話で聞いてみると、次のような返答が返ってきた。

EMSラベル印字ネット受付サービスでは、送り状に宛先と送り主の情報が印刷されそれが配達される。

もう一つの「オンラインシッピングツール(国際郵便マイページサービス内)」では、ラベルだけでなく税関に必要な書類も一緒に印刷される。

「そうするとオンラインシッピングツールのほうが必要なインボイスなどが印刷されるわけですね」

「おっしゃるとおりでございます」

ということでオンラインシッピングツールで書類を作成することに。

日本郵便だけに限らないんだけどオンラインシッピングツールって使いにくい。

まず最初に自分の住所を登録する。そして次の段階に進もうとするがパウチが発送されていないと注意書きが出て止まってしまう。

EMSラベルは箱に直貼りではなくてシールがついたビニール袋に入れる。これがないと発送できない。だからまず、これを日本郵便に請求する。

なおこれが4日後ぐらいにならない届かないので、EMSを出したいと思ったらまずこれを請求するようにお勧めする。

そのあとにラベルの発行を開始する。相手先と荷物の情報を入力する。内容品は何か贈り物なのか商品なのか返送品なのかチェックを入れる。また日本円にしていくらぐらいのものかというものも記入する。

「受付年月日」の入力も必要である。わたしは印刷日とこれを一緒にしてしまったのだが、後述の理由で発送日が遅れてしまったため印刷内容にずれが生じてしまった。2019年03月05日としてしまったのだが、実際には3月8日であった。

遅れることも考慮して受付年月日は設定したほうがよい。

完成後印刷。

送り状・インボイスでA4用紙3枚分ぐらいあったと思う。

この段階で追跡に必要な「お問い合わせ番号」が発行される。これは一件につき一つの番号と固定されてしまうはずなので、途中で失敗したからと言って何回もやり直すということはおそらくできない。

印刷は一回で成功させよう。

印刷は成功したが、パウチがなかなか配達されず発送できなかった。

ようやく配達されたのは4日後。わたしの住んでいるあたりは配達は午後遅くなのでさらに次の日にならないと駄目である。

そしてあくる朝。箱と印刷した用紙をもって郵便局に出向く。

そこは非常に小さな郵便局であった。日本郵便によると全国どこの郵便局でもEMSは発送できると言うことであったが、果たしてどうだろうか。

思った通り、かなり手間取っている。ただしこれには理由がある。

「オンラインシッピングツール」で印刷された書類を出したからだ。EMSには郵便局備え付けの送り状とわたしのようなオンラインシッピングツールで印刷された送り状という2種類のものが存在する。

やはり印刷された送り状というものはめずらしいらしく、いろいろマニュアルらしきものを引っ張り出したり人と相談したりしながら作業している。

そこらへんは織り込み済みなので、ゆっくりと待つことにする。

ただし一つ問題が発生した。リチウム電池用ラベルの扱いである。

実はわたしもこれは分からなかった。貼る必要があるという話もあればこれを張っては配送できないちう話もあった。だからラベルはそのまま郵便局の人に渡してしまった。

10分ほどたってようやく作業が終わった。書類にサインし料金を渡す。2360円。

一度郵便局を出た後、また呼び戻されて抜けていた署名の欄に記入する。

これで帰途に就いた。

夕方。見慣れない番号から電話がかかってきた。でると「〇〇郵便局」である。

集荷した先の郵便局らしい。

「申し訳ありません、このリチウム電池のラベルを張ると海外に送れないんです」

どうやらわたしの荷物を受け取った郵便局で、あの後箱にラベルを張ったらしい。

このラベルをはがしてもらうことにして、電話は終了。

かくしてわたしの荷物は日本を出た。