逃げられる大丈夫と思っている高齢者はどうする?

ことし8月の台風10号による大雨で、岩手県岩泉町では、高齢者などに避難を呼びかける「避難準備情報」が町から発表されていましたが、情報の意味が正しく伝わらず、高齢者グループホームで避難が行われない中で川が氾濫し、入所していたお年寄り9人が死亡しました。これを受けて国は26日、高齢者や障害者などが避難を開始するタイミングであることを強調するため、「避難準備情報」を「避難準備・高齢者等避難開始」に変更しました。

これで「自分で体の動かせない方」の避難はできるようになるかもしれないが、動ける高齢者はどう判断するかが問題になりそうだ。

数年前の大震災も、根拠のない「大丈夫」という思い込みで津波に巻き込まれて死亡した高齢者も多い。