T-Mobileで実施される通訳を通して助けられたり大変なことになったり
テレビを見ていたら、テレビ電話を利用した外国人向けの通訳サービスが紹介されていた。
T-Mobileでも同様のサービスを利用しているらしく、わたしもその便利さを実感している。
ただ最初は、T-Mobileに常駐する通訳がいるのかと思ったのでいろいろと意識の違いが出てしまった。
実際は、T-Mobile⇔通訳会社⇔わたし、というつながりかたになっている。
通訳会社と契約している会社は多数あって、必要なときに、その場にいる必要な言語(わたしの場合は日本語)ができる人に仕事が自動的に割り振られるわけである。
だから、通訳の人は携帯電話に詳しいわけではない。そこらへんも考えて話さないと余計に話がこじれてしまう。
それに通訳の人の技量にもばらつきがある。
頭の回転の速さが物を言う世界であり、わたしが言ったことを素早く相手に通訳して伝えることができる人がいる一方で、こちらの意図をつかみ損ねて適切でないことを言われてしまうこともある。
わたしが悪かったのだが、あるとき「どうしてアクティベーションができなかったのか?」ということを知りたかったのに、どんどん「SIMカードをアクティベーションさせる」ということに話がスライドしてしまった。
わたしの持っているSIMカードはアクティベートされているのに、もう一回アクティベートするような格好になってしまい、T-Mobile側のスーパーバイザーが「すでにアクティベートされているではないか!」と怒ってしまう事案が発生した。
通訳の人が「相手が怒ってます、怒ってます」って言ってきたときはさすがに慌てた。
もう平謝りですよ。
通訳の人を通して「大変申し訳ないと謝ってください」というしかなかった。
そんなこともあったと思えば、打てば響くように話を進めてくれる人もいた。
わたしが言ったことを、全く意図を違えず「〇〇ということですね」と的確に通訳してくれる。
こういう場合は、相手のT-Mobileのスーパーバイザーも上機嫌である。
「〇〇サン、アリガトー!」
とか、日本語でスーパーバイザーがご機嫌で会議システム越しにわたしに言ってくるぐらいですから。
これはわたしの少ない経験で分かったことなんだけど、向こうの時間の夜中はどうもうまくいかない。
質的に問題があるか、会議システムに慣れていなかどちらかだ。だから何度も電話が勝手に切れてしまった。もちろんこれは純粋な事故ということもあるが、日中でこんなことになったことは一度も無かった。
わたしが言えることとしては、伝言ゲームのようなことになるので端的にわかりやすい発言をしないと、どんどん時間が長引くということである。
相手に意図が伝わらず、それを説明するためにさらに話が長くなってしまうという悪循環である。
わたしは、それを忘れないために用件をまとめたものをパソコンのデスクトップに出してそれをみながら話すことにしていた。
それでも、最後は思ったようなことにならないことが多い。
違った言語の人がコミュニュケーションを持つのは本当に難しいとも感じた時間であった。