「Windowsオーディオエンジンで音質劣化」検証関連記事を追う(その2)
藤本健氏の記事の反響は大きかったようだ。
先日掲載した「第528回:Windowsオーディオエンジンで音質劣化」を検証 ~ASIO/WASAPI利用時と比較。劣化回避の方法は? ~」は、大きな反響をいただいた。やはりWindowsで音を再生させると音質劣化することが、目でハッキリと確認できたことは、筆者自身にとっても、また多くの人にとっても衝撃だったのだと思う。
【藤本健のDigital Audio Laboratory】第530回:「Windowsオーディオエンジンで音質劣化」検証その2 - AV Watch
上記の記事では「Windowsで音質の改善ができるか?」にフォーカスしたものとなっている。
この時期Windowsは7から8に移行しており、それにともなって音周りも改善されるのではという期待もあったが、変わりなかったようだ。
環境がこのままであれば、この問題はここで終わったかもしれなかった。だが様子が変わってきた。
今までだとパソコンで音楽を聞くと言えば「CDをMP3にして聞く」「インターネットラジオ局を聴く」というパターンぐらいしかなかった。
しかし2014年頃から高音質音源の登場するようになり、それをパソコンで管理するという状況が見られるようになってきた。
他の配信サイトにはないオリジナルのハイレゾデータも数多く揃えることで人気を呼んでいるOTOTOYだが、3月30日よりハイレゾに関しては従来のWAVに加え、FLACさらにはAppleLosslessでの配信サービスもスタートさせた。
【藤本健のDigital Audio Laboratory】第590回:FLAC/Apple Losslessハイレゾ配信を始めたOTOTOYの狙い - AV Watch
FLACさらにはAppleLossless(略称:ALAC)という可逆圧縮ファイルが出回ってきた。
そのようなところでWindowsが10になり、少し様子が変わってきた。