トレードやFXの参考書としてお勧めする3冊。
ビットコインFXを始めたのが2018年の1月。いまだ投資なのか投機なのか識者の間でもはっきりしないが、それでも確かに参加者は増えていると感じられる。
わたしは最初現物のみを扱っていたのだが、始めた当初から値段が下落を始め、とうとう今まで続いた連日上昇という状態が終わってしまっていた。つまり保有しているだけで爆益という状況ではなくなっていたのだ。
しかも日本円で1BTCが約80万もしていることから見て、もはや高止まり状態であるとしか言えず、これからさらに上昇を期待するのは無理な話であった。
そこで目を付けたのがBITMEXにおいてのビットコインFXである。
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これで少額でも利益を得ることができる…… はずであったがなかなかうまくいかなかった。
最初(というか今でもなのだが)高いレバレッジをかけては強制清算ばかりという状態で、「ほんとにこれで儲けられるのか?」と疑心暗鬼に陥ってしまった。しかしTwitterなどを見ると毎日コンスタンスに利益を上げている人たちは確実にいる。だから方法さえ(後述するが心理的なことも含まれる)間違えなければ利益は上がるはずである。
そこで取り掛かったのは「投資に関する参考書を読む」ことで知識を得ることであった。
これは余談であるがこれらの本は一般書に比べてかなり高額である。わたしはこれは先行投資として納得させたが、誰でもガンガン買えるわけではないと思う。それで3冊厳選したので参考にしていただきたい。
1冊目。
この本は多くのサイトでも紹介されている。わたしもそうされるだけの内容の濃い本であると思う。
最初に言っておくがこの本は「技術書」ではない。「デイトレーダーとしての気構え」を示したものである。そこを間違えると「どうすれば儲けられるのか、その方法が知りたいんだ!」とこの本を投げつけてしまいたくなるので注意が必要だ。
帯には「勝者は希望を売り、敗者は希望を買う」とある。これがなかなか深くて難しい言葉なのである。「これはいったいどういう意味なのだろう」と考え込んだ時期があったのだが、2,3か月後にようやく理解できるようになった。
この本は、実際に取引所でお金を使って試行錯誤しながら読み進めるものだろう。最初は分からない文章も徐々にわかるようになってくる。そうなったときにはじめてこの本から益が得られるだろう。わたしが買ったときには電子版はなかったのだが今は提供されている。
2冊目。
こちらはテクニカルと心構えがちょうど半分ぐらいの内容となっている。わたしとしては前述の「デイトレード」よりその心構えの内容がわかりやすかった。心構えについてはデイトレードより、さらに踏み込んだものとなっており「そこまでやるのか」という気持ちにさせられた。だがそこまでしないと極められないのだ。
テクニカルについてはその情報が若干古い(というか今でも使われてはいるが)。
この本のちょっと面倒なところは「テクニカル」と「心構え」が交互に出てきて、どちらかを知りたいと思うとページを開いていちいち探さないといけない点である。できれば「テクニカル」を前半に、「心構え」を後半にという具合に2つにはっきりと分けでほしかった。なので、わたしは自分が大切だと思ったページには付箋を貼りまくっている。
構成に難はあるものの、「心構え」としてはデイトレードよりも中身が濃いのでわたしはこちらのほうをよく読み直している。
3冊目。
矢口新の短期トレード教室 ──転換点を見極め、利益を残す方法を学ぶ (Modern Alchemists Series)
ここでようやく日本人筆者の登場である。この本は前述の「高確率トレードのすすめ」より、テクニカルの説明に重きが置かれている。テクニカル指標にはどんなものがあって、それらをどう見るべきかについて詳細に説明されている。
そして最後のほうに心得が載っている。
この本をお勧めするのは日本人に向けて書かれているという点だ。
前述の2冊はアメリカ人の書いたもので、しかもその内容が抽象的で概念的な文章ばかりである。心構えなのでそれはしょうがないのであるが、日本人にはなじみのないたとえや聖書的な教えなどが含まれており、それでなくても難解な部分が多いのに読み進めるのに難渋してしまう。
聖杯(ホーリーグレイルとかいうが聖書では出てこない)、サマリア人、愛、罪などというなじみのない言葉がポンポン出てくる。
それらの難しさをさし引いても、前述の2冊を読むことのほうが現実的に役に立つのは確かである。しかしいかんせんとっつきにくいところが多いのも事実である。
値段的にも、まずは「短期トレード教室」から読み進めたほうがよいかもしれない。
最後にスキャルピングについての参考書も紹介しよう。
わたしのトレードのスパンとしてはデイトレードなのであるが、スキャルピングも試したいと思って購入した。
スキャルピングに適した(筆者がおすすめする)テクニカル指標は何か。そしてそれをどう使うのか。大損を出さないためにはどうしたらよいか。具体的な方法が書かれている。
この失敗しない方法についてはデイトレードでも活用できる。
実はどの本よりも一番技術的に詳しくしかも初心者にもわかるように書かれている。いったいどのタイミングで買い、売るのか。どのようにすれば損を減らせるのかのアドバイスは、一番わかりやすい。
トレードについて、何から始めたらよいかわからないという場合はこれから読み始めるとよいかもしれない。
以上4冊を紹介した。
正直どれが一番良いとは言えない。なぜならどの本にも良い箇所があり甲乙つけがたいからだ。もちろん「こんな話役立つのか?」という内容もあるが、それは勉強として、いろんな本を読み続けるしかない。
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